至誠ホーム独自のチューター制度

至誠ホームでは「チューター制度」と呼ばれる人材育成制度があります。 新人職員にチューターと呼ばれる先輩職員が1対1で付き、1年間かけて日々の業務を基礎から指導をいたします。同期・上司とも違う、1対1の関係で時に厳しく時に優しく指導をする制度は、改善を重ね20年にも及ぶ至誠ホームの伝統となっています。

豊富な研修会とサービス向上の取り組み

至誠ホームでは年間30回程度、内外講師による自主研修会・学習会を開いています（参加自由）。外部講師だけではなく、職員が講師となり、介護・看護に関する研修会や、外部研修・海外研修の報告会、業務改善などについての勉強会や討議が活発に行われています。

サービス向上の取り組みとしては毎年、職員自主サークルによる「サービス向上大会」を開催しています。各セクション単位で日々の業務改善やサービスの向上に取り組み、年度末に各サークルによる発表大会を実施しています。 これらの活動は、職員の自主的な意識・意欲によって継続されています。それが次の世代の糧となり、理念を継承しサービスの質を向上させていく風土として根付いています。

また、2年目以降もリーダーシップ開発、マネジメント、コーチングなどの研修を階層別に開催し、組織力向上に努めています。

海外交換研修

また、在籍2年以降の職員を対象に、毎年2名程度を北欧フィンランド等の施設に派遣し、約1ヶ月間、福祉先進国の介護・福祉サービスをじっくり学んでもらいます。

至誠ホームの研修体系

努力を評価する人事・給与制度

至誠ホームでは「成果期待給制度」と呼ばれる独自の給与制度を用いています。

初任給は短大・専門卒の場合200,000円、4大卒の場合220,000円からのスタートとなります（住宅・通勤・夜勤等諸手当は別途加算）。 介護の仕事は楽なものではありません。しかし至誠ホームでは人材育成にも非常に力を入れしっかり学びしっ かり仕事をしてもらう分、給与の面でも報いたいと考えています。

また、毎年、「チャレンジシート」による各人の目標達成評価と、求められる行動のプロセス評価による人事考課を行い、継続して良い成果を上げた職員についてはより上位の等級に昇格します。 加えて、早い職員では数年で副主任に昇進し能力を発揮する方もいます。毎年の人事異動では各人の能力や取得した資格などを活かせるよう、役職への昇進や事業責任者への抜擢など、努力する人に報いる人事制度を実施しています。

それぞれのキャリアステップ

至誠ホームでは新規採用の方の大半は、まず特別養護老人ホームでの介護職に配属されます。それは、将来相談員やケアマネジャーなどの職に就くとしても、まず直接介護を経験することで、親身な相談や家族の介護の現実をより深く理解できるという考えから来ています。また介護職としてキャリアを深めていく場合に おいても、いきなり居宅系のサービスにつくのではなく、24時間365日の施設において総合的な生活援助を経験することが最も基本に忠実であり実力をつけ ることができる道だと考えるからです。

その後のキャリアステップは様々です。本人の能力・適性を見極めながら、早い方では数年で副主任というリーダークラスに昇格することもあります。その後、 入所相談などを行う生活相談員や、デイサービス、ホームヘルプなどの事業においてマネジャーやサービス提供責任者として活躍する職員もいます。認知症介護 やユニットケアをより深めたいと希望する職員もいます。いずれの場合も、必要な経験を積み、ぜひ介護支援専門員の資格を取得してもらいたいと考えています。

また至誠ホームでは産前産後休暇・育児休業について毎年2～3名の取得実績があります。中には育児やご家族の介護に専念するため、一旦退職、あるいは契約 職員に立場を変え、身辺の状況が落ち着いたあと再び正職員あるいは契約職員として現場に戻る職員などが多くいます。これらの事情で介護の世界から離れてし まうのではなく、それぞれの持つ経験や能力を活かし、大事にしたいと考えています。

介護職、相談員、ケアマネジャーなどそれぞれのキャリアステップも様々です。一生の仕事として至誠ホームではさまざまな活躍の場、ステップアップの道を用意しています。